京都 祇園祭、最終日…。
2017年 07月 31日
本日、7月31日は、7月1日の「吉符入」に始まり、一ヶ月に渡っての「祇園祭」が幕を閉じる最後の行事…「疫神社 夏越祭」。
蘇民将来をお祀りする、八坂神社 境内 の「疫神社」において「夏越祭」が行われ「茅之輪守 ( 蘇民将来 子孫 也 護符 )」と「粟餅」が社前で授与されます。
これは、八坂神社の御祭神、スサノヲノミコト(素戔嗚尊) が南海に旅をされた際、一夜の宿を請うたスサノヲノミコトを裕福で豊かであった「巨旦将来」は、汚れた身なりを見て断りましたが、片や兄弟で貧しいながらも「蘇民将来」は、家に受け入れ、さらに自らのその日一食分の粟で作った食事さえ、厚くもてなしました。
その蘇民将来の真心を喜ばれたスサノヲノミコトは、疫病流行の際「蘇民将来 子孫 也」と記した護符を持つ者は、疫病より免れしめると約束されたのでした…
「白祇園守 / 白木槿(しろむくげ)…」
古来から八坂神社とゆかりの深い白祇園守。神社で授与される「鈴付きの白い御守り」を「祇園守(ぎおんまもり)」と呼ぶことから、俗称を祇園守とも呼ばれ、神ゆかりの花として尊ばれています。
また、八坂神社では、献花で木槿を飾るのがならわしであり、祇園祭には 神前に御饌花され、さらに平安時代には、邪鬼を払う卯杖(うづえ)に用いれられ「木槿 花一 朝の夢…」という言葉がある通り… 一日花の儚い花の命なれど、神との長い所縁を秘めた… 木槿のある祇園祭が京の夏であると…
八坂神社の 粽(ちまき) の代用ともされる 白祇園守 には、ハイビスカスの仲間であることを表す 内弁があり、半八重咲のアオイ科フヨウ属の品種にて、まるで、南海に旅をされたスサノヲノミコトが南国から持ち帰ったかの様なこの品種は、御茶事の花、生け花としても重宝され… その美しさは、まさに スサノヲノミコト を もてなした 蘇民将来の真心 を現したかの様で… それ故に 祇園守 と称される由縁かな… と思う、今日この頃です… (*^^*)
「蘇民将来 子孫 也… 」
一ヶ月にも及ぶ祇園祭が終わると、京都では、その日の夜から翌日にかけて、愛宕山の千日詣で賑わい、京の行事が次の社へと引き継がれて行きます…。
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花器は、当店取り扱い品です。
「陶芸家 中村明久」作「瑠璃地 銀彩 ボトル」
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